子育てのための体作り

子供をもつ、育てるのは長い道のり

妊娠や出産は、ママにとっても、家族にとっても、大きな出来事であり、一大事です。
多くの方がその瞬間を期待と不安をもって待っています。妊娠すること、出産することも人生にとって素晴らしい瞬間の一つです。 
 
ここで妊娠や出産について、少し時間のスケールを長く考えてみましょう。
 
 
子供を授かることである妊娠には、その前段として、生涯のパートナーと出会い、共に過ごしていく必要が出てきます。そして、いつしか子作りという共同作業を経て妊娠へと至ります。この期間は人によっては数ヶ月という方もいらっしゃれば、数年、あるいは10年の期間に及ぶ方もいるでしょう。
 
 
 そして、めでたく妊娠をしておよそ10ヶ月後には出産にいたります。妊娠の期間は様々な心身の変化や環境の変化に遭遇します。そして、出産という一大イベントを経て、ようやく、かわいい我が子とのご対面の瞬間が訪れるのです。
 
 
その後、息つく間もなく生まれてきた赤ちゃんとの生活が始まります。小さな我が子は、すくすくと成長していきます。その成長のスピードに驚きながらも、毎日子育てに奮闘する日々が始まります。
 
 
最初は小さな小さな赤ちゃんが、段々と大きくなり、動き回るようになります。ママもパパも付いていくのが大変になったりします。そして、学校に通ったり、スポーツをしたり、時には病気をしたりしながら、成長を続けていくのです。
 
 
そして、いつしか20歳になり成人の日を迎えます。多くの場合、この頃までは子供は親からの有形無形の支援を必要とするものです。
 
 
このようにして考えてみると、妊娠するまでから出産、そして育児、さらに20歳までの子育てと、非常に長い期間であることがわかります。少なくとも20年、さらに数年から10年くらいはプラスして考えていくことが必要になるでしょう。
 
 
もうほとんど想像ができないくらい長い、といえるのではないでしょうか。 
 
 
しかし、ここで大切な事実は、子供をもつ、子供を育てるということは「長期間にわたる出来事である」ということです。この長期間の出来事として捉えていくことが、妊娠・出産・育児という観点のみならず、ママやパパ自身の人生にとっても重要なポイントとなります。

 

長期間にわたって身体の健康を考えるときに必要なこと

妊娠・出産・育児を一つの通過点として捉えて直し、長期間にわたる「子育て」という一連の出来事で考えていった場合、必要になってくることはなんでしょうか。

その答えとして、以下の二つのことが求められると考えられます。
①長期間にわたって心身の健康を維持すること
②定期的に身体のケアや検診を受けて状態を把握すること

長期間にわたる出来事に対応していくためには、当然、心身共に元気であることがとても大切になってきます。そして、それを維持していく、あるいは発展させていくような発想が必要になってきます。年齢と共に、身体は衰えていくのは一般的ですが、それを加味しても長期間元気でいることが求められるのです。
  
また、ある程度の体力も必要になってきます。体力が衰えると身体だけではなく、心も元気がなくなってしまいます。心身の健康の維持と体力作りは子育ての基礎として欠かせないのです。
   
 
そして、そのためには定期的に身体のケアや検診をうけて、自分の状態がどうなっているのかを把握しておくことが必要になります。
 
 
自分の身体は自分がよくわかっていると人は思いがちですが、意外に自分の身体のことは気がつかないものです。また気がついていても、忙しかったり、一生懸命になっていたりすると、気がつきにくくなることもあると思います。
 
 
そうなってくると自分の状態に気がつかずに、悪いところが悪化してしまったり、知らず知らずのうちに体力が衰えていたりするものです。いつまでも、何もしなくても元気であればいいのですが、そうは簡単にはいかないのです。客観的な視点を確保し、定期的に身体の状態を検査することが必要になります。
 
 

子育てのための体づくり

心身の健康や体力の維持、そして、ケアや検診により状態を把握すること。これが長期間にわたる「子育て」という出来事に対応するために必要なことなのです。
 
 
子育てを楽しんで、元気に過ごしていくために、長期視点で考えていくこと。それはよくよく考えると「子育て」に限らず、誰にとっても、人生をよりよく生きる上で必要なことでもありますね。

人間の体は非常にシンプルに出来ていて、どんな人の身体でも適切な刺激とケアをしてあげれば、必ず変わります。そして、そこには変わることを「意識する」のも非常に大事になってきます。これは体づくり、そして心のケアのためにもとても大切な基本になります。
 
 
子育てのための体づくりにおいても同様に、適切な刺激とケア、そして「意識する」ことが必要になってきます。これらの基本的な要素をきちんと組み合わせて、日々の生活に取り入れていけば、心身の健康や必要な体力は必ずついていきます。そして、これを習慣化していくことが長期的な対応につながっていくのです。
  
 
妊娠、出産のための体づくりも、もちろん大切です。しかし、子育てという長いプロセス全体から考えたときに何が必要になるのか、今は一体どんな状態で何が次のステップとして必要なのか、それを伴走しながら考えていく、そんな「子育てのための体づくり」のサポートをあけび鍼灸院では提供していきたいと考えています。
 

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