【解説】不妊症って何?不妊症かもしれないと思ったら。

おそらくこのページを訪ねてくださった方は、ご自身またはご家族が「不妊症ではないか?」と不安に思われている方ではないかと思います。

「不妊症」かもしれないと思われたということは、赤ちゃんを授かりたいという強い願いをもっていらっしゃるということでもあると思います。

安心してください。
正しく、理解をすればその不安はきっと小さくなります。

人が不安に思うときというのは、「先が読めない」「自分にとって未知のものである」などの状態から生まれるものです。しっかりとした知識を持てば、不安は小さくなります。

そして、これから一体何をする必要があるのか、を考えるように思考が前向きになるはずです。

大切なことは、まず知ることです。

ここでは不妊症とは何か、ということについて考えてみましょう。

不妊症とは何か?

「もしかして、自分は(私たちは)不妊症なのかもしれない」

そう思って相談に来られる方がいらっしゃいます。

その時、多くの場合、「結婚してから数年経つのですが、もしかして不妊症ではないか」と質問されます。

そのような場合、病院に行っていただいて検査をしなくても「不妊症」であると言えると考えられます。

日本産婦人科学会による不妊症の定義は以下のようなものです。

「不妊(症):生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という.その一定期間については1年というのが一般的である.なお,妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない」

少しわかりにくい記載になっていますが、要するに結婚して、通常の夫婦が営むような性生活を、避妊をせずに1年以上続けているにも関わらず妊娠に至らない場合、不妊または不妊症、ということになるのです。

従って、「結婚して子作りも始めて、数年経過している。しかし、子供ができない」となった場合、既に不妊症であるということになります。

ただし、それは定義に単純に当てはめてみただけの話であって、更にもう少し意味するところを考えてみる必要があります。

本当に不妊症なのか?

ご自身またはご家族は本当に不妊症なのか?本当にそうなのか?それを理解していくためにもう少し細かくみていきましょう。

まず定義にある「避妊をしないで夫婦生活を営む」ということですが、これは要するに「赤ちゃんを授かるために夫婦間で性交を行う」ことです。

“赤ちゃんを授かるために・・・”というのがポイントです。

赤ちゃんを授かりやすい時期というのは月に1週間程度のタイミングがありますので、そこで性交をしていなければ、赤ちゃんを授かる確率は落ちることになります。

赤ちゃんを授かるためではなく夫婦間のコミュニケーションとして特に妊娠の意図ない性交の場合、そのタイミング次第で妊娠するかもしれないですが、確率は落ちることも多いでしょう(毎日性交すれば別ですが)

しかし、赤ちゃんを授かるように意識してタイミングも合わせて性交を行っているにも関わらず1年以上授からない、そういった場合を不妊症と呼ぶのです。

ですから、夫婦になって、あるいは夫婦になる前から、一年以上、避妊することなく性交をしているが、赤ちゃんが授からない。それだけでは本質的には不妊症とは言えず、タイミングは計っているのか、性交はどのくらいの回数なのか、等、よくよく確認する必要はありそうです。

そもそも赤ちゃんを授かるための夫婦生活はきちんとしている?

よく見かける事例としては、そもそも性交が少ない(月1回だけ)とか、タイミングを合わせていないとか、そういったケースです。

そのような場合、妊娠自体の確率がぐっと下がってしまうだけではなく、夫婦関係の状態も気になりますし、いわゆるセックスレスということも考えられます。その場合、不妊とか妊娠とか、そのようなことを論じる以前の問題だと考えられます。

妊娠の確率の話ですが、一般的に妊娠可能な年齢で、通常の夫婦生活を送っていれば、結婚して半年で7割、1年で9割、2年で10割が妊娠するといわれています。

ただし、確率というのは、特に女性の年齢とは相関がありますので、高齢になればなるほど確率は下がりますので、上記の7割、9割・・・という数字は、一般論として考える必要があります。

多くの場合、夫婦間の性交がどのくらい行われているのか、正直なところはなかなか話にくい面もあるので、上記のような問題は若干ブラックボックスでわかりにくい。

ただ、よくよくお話を伺ってみると、「実はあまりセックスしていないんです」とか、そういった話が出てきます。こうなると病気かどうか、体の異常があるないか以前に、そもそも夫婦の性交はちゃんと行っていますか?という素朴な質問について、よく考えることから始める必要が出てきます。

不妊の定義に「1年以上通常の性交を継続的に行っているにも関わらず・・・」という期間の設定があります。しかし、これはすべての人に当てはまるのかは、これまで述べてきたように夫婦生活はどうなのか?という基本的なことを確認してみて、わかることなのです。

1年以上赤ちゃんを授からないからといって、「もしかしたら自分に異常があるのかも・・・・」となってしまいがちですが、まずは夫婦生活の状態から見直してみることが必要ですね。

そもそも妊娠の確率はどれくらい?

「不妊症なのかも?」と疑問を抱いて検査をされる方であっても、実はそもそも妊娠の確率というのが正常な状態でもどれくらいなのか、ということをご存じない場合が多いです。

「排卵のタイミングに合わせて、夫婦生活をちゃんとした、だから出来るはずだ。」

そんな単純に思っている方が意外と多いことに驚かされます。

実は妊娠の確率というのはそんなに高いとは言えません。

米国の統計では、妊娠しやすい期間は排卵日の予定日から5日前を基点として、排卵日当日までの6日間であったそうです。この期間に夫婦生活(性交)を行うことによって、妊娠の確率が高まるのです。

なぜ6日間なのでしょうか。

その理由を理解するためには卵子と精子の寿命、そして受精する確率と期間について知る必要があります。

まず、卵子の方から見ていきましょう。

排卵をされてからの卵子の寿命は極めて短く、その寿命は24時間と言われています。

しかし、その寿命の24時間の間、卵子がずっと受精できるかと言われるとそうではなく、卵子は排卵後の6時間までの間が受精する確率が最も高く、6時間を超えると受精はするが、発育の途中で受精卵の活動が止まってしまう確率が高まります。着床しなかったり、途中で活動が止まったりしやすくなるのです。つまり排卵後6時間を超えると妊娠が成立しにくくなる。

そして、排卵後12時間を超えると卵子の受精能力そのものが著しく低下すると言われています。精子と出会っても受精自体が起こらないか、起こっても受精卵が死んでしまうということになります。

したがって、妊娠成立のチャンスは排卵後のわずか6時間がベストということになります。

次に精子のほうもみてみましょう。

精子のほうはというと、その寿命は女性の体内でも5日間ほどと言われています。

しかし、卵子と同じく、精子の寿命というのも時間と共に失われていきます。

射精されて女性の体内に入ってから、2日間(48時間)までは精子は受精しやすい状態を保っていますが、そこを超えると受精の確率が下がり始め、3日(72時間)前後を超えると受精能力自体が失われることが多いようです。

精子は射精されてから5時間前後で卵子が排卵される近くまでたどり着き、そこで初めて受精可能な状態となりますので、実質的には48時間-5時間の43時間程度が精子にとって最も受精しやすい状態ということになります。

こうして考えると、受精成立の確率を高めるためには、排卵からわずか6時間以内の短い時間を狙って、精子が待ち構えている状態を作る必要があります。

そう考えるともうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、もっとも妊娠しやすい状態というのは排卵日の2日間前以内に性交を行って、少なくとも48時間は元気と言われる精子たちが排卵場所に近い位置にいる状態、ということになります。

実際、先ほどご紹介した米国の統計でももっとも妊娠したケースが多かったのが排卵日の2日目だったそうです。

これだけ見ても、受精、妊娠に至るまでの道のりは非常に険しいと言えると思います。

その結果、最終的に妊娠に至る確率は健康な成人の20代でも凡そ20-25%と言われています。

しかし、、卵子や精子の状態として染色体異常などがあった場合には受精や着床はしてもうまく成長しないこともありますし、流産などの情報はあまり表に出てこないので、実際の確率は20%よりももっと低いのではと考えられるようです。

つまり、全ての条件がそろっていても妊娠する確率は20%以下である可能性があるということです。5回に1回ですよ。つまり、

5か月に1回程度、成功するかどうか。これが妊娠の確率

なのです。1年間、妊娠しなかったとしてもそこまで不思議とは言えないかもしれません。

 

 

実際には、個々人によって、精子の量が平均よりも少なかったり、女性の生理周期の乱れなど、男女の体調やストレス、年齢などによってもかなり妊娠の確率が左右されます。そのほか、食事や睡眠の状態、疲れ、生活習慣や食事などの影響も当然あります。

 

体が健康な状態であっても、確率は低いのですから、妊娠の確率を上げるためには、まずは体や心の状態を整えることが大前提となります。

体の状態と妊娠成立の関係性

ただでさえ高いとは言えない妊娠成立の確率。

それを上げていくためには体や心の状態を整えていくことが大前提となります。

ただ、あまりそこに気を配られていないのも実態です。

お話を伺っていると、「夫婦生活があまりない、なぜなら仕事で疲れてしまってその元気がない」とか、「最近ストレスで飲みすぎてしまって、体がだるい」とか、そんなこともよく聞こえてきます。

不妊かもしれないと不安になっているかた、不妊治療をされている方で、よく見られるのは、妊娠がゴールになっているということ。

妊娠したら、次に来るのは出産。そして、子供を育てるという長い期間に渡る一大イベントが待っています。

そのためには、心身ともに健康でいること。元気でいることが一番です。

しかしながら、不妊かもしれないと悩まれている方や不妊治療をされている方は案外お疲れモードの方が多いように感じます。

もちろん、不妊かもしれない・早く子供が欲しいというのがストレスになってしまっていることもあるでしょう。そのストレスで疲れてしまうのだと思います。

しかし、

大切なことは、少しでも確率を上げるのであれば、自身の健康状態をより良い状態に持っていくこと。

それが成功に繋がっていきます。

科学的にも、妊娠成立のためには健康な卵子と精子が必要になります。それを反映しているのが年齢と不妊の確率を表したデータです。

女性の場合、女性が最も妊娠しやすいのは20代だと言われていて、日本生殖医学会によると以下のような不妊率になると言われています。

・25-29歳…8.9%

・30-34歳…14.6%

・35-39歳…21.9%

・40-44歳…28.9%

年齢が上がるほど、不妊率は高くなります。体が健康で若々しいことが妊娠の確率にもつながっていると言えそうです。

男性の場合も近年の研究では、年齢と共に精子が衰えたり、絶対数が少なくなったりすることが分かってきているようです。

年齢と身体の健康状態は確かに相関していますし、妊娠成立の確率に関わる卵子の状態や精子の状態も年齢にかかわると考えられます。

よく考えてみてください。健康で若々しく、血行も良い。体中に良い血液が巡っている。精子や卵子だって、生きています。血や細胞の水に乗って酸素や栄養が潤沢に運ばれてきている中で出来上がったものと、そうではないものでは、精子も卵子も状態が違うことは容易に想像がつくと思います。

だからこそ、体の状態を整え、心身とも健康な状態を維持すること。

それがまず妊娠しやすい状態を作るための第一歩です。

あけび鍼灸院ができるお手伝い

あけび鍼灸院では、不妊の状態から妊娠成立に至るまで、そして、その後の子育ても見据えて、体の状態を整えることをまず第一に考えています。

ここまで述べてきたように、体の状態を整えることが、妊娠に向かって進むための第一歩であり、大前提です。

年齢はただの数値です。人はいつからでも成長できるし、健康な状態になることができます。

ただ、そのやり方をちょっと知らないだけです。

 

あけび鍼灸院では、モーションセレクトセオリー(SMT理論)という現役アスリートやモデルなどの体をいつまでも若々しく保っている人たちの動きを研究し、健康な体は日常でどのような動きをすることによって作られるのか、またどのような動きをすると衰えていくのかを体系化しました。

 

 

どうやったら若々しさを取り戻すことができるのか、その秘密は体の筋肉の使い方にあります

あけび鍼灸院ではSMT理論を中心に、鍼灸やマッサージ、ピラティスなどの理論も組み合わせて、若々しくいつまでも健康でいられる体作りの基礎を始めとして、妊娠に至るまでの道のりとその後の子育てまでサポートしています。

まずは、不妊についてのお悩みをカウンセリングでしっかり伺います。そして、個々人にあわせて最適な方法を提案します。基礎となる体の健康状態の改善から、鍼灸による体質の改善、心身のストレスのリリースなど、個別にご提案差し上げることが可能です。

いつでも気軽にお尋ねください。

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