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あけび鍼灸院スタッフの中島です。

あけび鍼灸院ではアトピー性皮膚炎について、鍼灸や動作改善による改善も行っています。
しかし、アトピー性皮膚炎と鍼灸や動作改善との関係性について、疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います。

アトピー性皮膚炎については、私自身も治療歴があり、その経験を交えて、お客様にお話できることがあるのではないかと思っております。

そこで、アトピー性皮膚炎と鍼灸や動作改善との関係性について、私の治療経験を踏まえて、ご紹介していきたいと思います。

シリーズとして書いていきます。今回はその1回目です。

必ずしも鍼灸や動作改善のことだけではなく、アトピー性皮膚炎とどうやって向き合ってきたのか、その一例として私の経験をお話していきたいと思います。

ストロイド治療薬との付き合い

私のアトピー性皮膚炎との付き合いは、かなり幼い頃から始まっています。

物心つく前からアトピー症状があった私は、治療薬としてステロイド外用薬を塗っていました。

痒くても塗ると症状が落ち着く。だから塗る。
ステロイド治療薬が何かはよくわからず、痒くなっては治療薬を塗る、を繰り返していました。

ところが、12歳になった頃、ステロイド薬を塗っても症状が良くならない現象に出くわします。いつもなら治っていた症状が治まらない。子供ながらに「私は一生この痒いのと付き合っていくんだ」と絶望し、塗るのをやめてしまいました。

すると、今まで痒かった症状が不思議と緩和されていったのです(全く痒くないわけではありませんが)。

今までの症状はなんだったのか、ステロイドをやめたから良くなったんだと思い喜びました。
今になって思えば、痒みとステロイドには関係性がない可能性が高いのですが、当時はよくわかっていませんでした。

高校に入学しても、アトピー症状はありました、夏になると汗疹が出ましたし、汗をかくと痒いときもありましが、ステロイドを使うまでは至らず、比較的平和な生活を過ごします。

大学生になり、それまではスポーツを中心に回っていた生活から一変しますが、その変化も物ともせず、アトピー症状は平行線を辿り、特にアトピーが大暴走をすることはありませんでした。

そんな中でステロイドのことも忘れていったのです。

環境の変化によってアトピー性皮膚炎が再発

その後、大学を卒業し、社会人になりました。
初めての一人暮らし、食べるものも環境も違う状況。不安と期待の入り混じった中を必死に過ごしました。

ところが、社会人になって3年目の秋 、その時がやってきます。

夜も眠れない痒みに襲われ、フケが出る。
滲出液が出て、枕がベトベト。仕事にも真夏なのに長袖で出勤。ガーゼで抑えても溢れ出て、長袖が滲出液で汚れ、仕事中に服を変えたこともありました。

どうするか。

自身が鍼灸師であることもあり、ステロイドに頼らず、漢方、鍼灸治療、食事療法等試しました。

しかし、食事療法で強制的に糖質制限された私の身体は、極端に瘦せ細り、月経もこなくなるばかりではなく、とうとう、皮膚がめくれ上り満足に外を歩ける態ではなくなりました。

そんなとき、藁をも掴む思いで駆け込んだ病院で10年ぶりに外用薬を塗りました。
3日で掻き傷は消え、夜もぐっすり眠ることができました。

ステロイドという薬の効果の強さを感じました。
しかし、昔と違って、ステロイドの恐ろしさも感じたものです。

そこから1年。今は薬は使用していませんが、症状は昔のようにおさまりました。

ステロイドに頼るのではなく、有効に活用する

ステロイドといえば、様々な理由であまりよく思っていない方も多いと思います。
私もその一人でした。

ですが、10年ぶりにしようを再開してみて、恥ずかしい話ですが、ステロイド外用薬はには正しい塗り方があることを知りませんでした。

強力な薬だからこそ、使い方を誤ると症状がぶり返します。悪化したように感じることもあります。

私の経験からは、ステロイドは確かに皮膚炎に効果があり、皮膚炎が治れば、痒みを抑えることも可能なのかもしれません。そして、その落ち着いた状態で鍼灸治療や運動療法、食餌療法を行うことで、よりステロイドを含めた治療法の効果を感じることができる可能性があります。

痒い状態では何をやってもストレスでしかありません。
だから、まずは皮膚炎をステロイドで治して、痒みを抑える。

一見、理にかなっているようですが、実はそこでステロイドにだけ頼ってしまったのでは、本当の原因は隠れてしまう可能性があります。本当の原因として何が影響していたのかはわからずじまいです。

ステロイドを使うことは悪いことではありませんが、その前にふと振り返ってストレス源の有無やストレスの状態について考えてみることも必要でしょう。

アトピー性皮膚炎では、痒いと感じるだけでストレスがかかり、皮膚がボロボロになれば出血し痛みが出ます。
そして化粧をすれば化学薬品でかぶれたり、夏だってオシャレして出かけられません。
まずは、痒みを抑えることが最優先だと思います。

ステロイドには即効性があります。
しかし、その即効性に頼る前に、本当の原因は何なのか?ステロイドを使わなくてもいいのか、検証する必要があります。

安易にステロイドを使うということではなく、原因を押さえて、もう一度治療法を見つめ直してみることが必要です。

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