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誰しも子供を授かりたいと願い、未来のママになることを夢見るものです。
しばらくしてもなかなか授からない。日本産婦人科学会の定義によると、そういう状態が1年以上続くと不妊と診断されることになります。
「不妊」の原因はわかる場合もありますし、そうでない場合もあるのですが、病院に行ってみて基本的検査をしてみても判断することになります。

自分が「不妊なんて、まさか」と思われるかもしれませんが、原因がわかることもありますし、そうではなくてそもそも異常がない場合も多くあるようですので
もしかして思われたら早めに一度診察を受けられると安心するかもしれません。

しかし、不妊の基本的な検査をしても、一定数の割合で不妊要因がわからない場合があります。
「原因不明不妊=機能性不妊」と呼ばれる場合です。

不妊に悩むご夫婦の約11%が該当すると言われてます。

このコラムでは「原因不明不妊」について考えてみます。

原因不明不妊(機能性不妊)の分類

原因不明不妊と診断されるケースは、先にも述べたとおり、まず不妊の基本的検査を受けてみてその結果として不妊の原因と考えられることが特定できない場合と
なります。正確に表現すると、「不妊原因がない」ということではなく、通常の不妊検査では見つけられない、なんらかの原因によって不妊となっている可能性があるということです。

なお、一般的な基本不妊検査とは以下のような検査項目です。
<基礎検査>
基礎体温
プロゲステロン
卵胞径計測
子宮卵管造影
抗クラミジア抗体検査
超音波診断
内膜組織診
子宮卵管造影
頸管粘液検査
フーナーテスト
精液検査 など

以上の基礎的な不妊検査を行っても原因がわからない場合、機能性不妊の可能性があります。
一般に、避妊をしていない場合、1周期あたりの自然妊娠率が約20%と言われていますが、機能性不妊の場合、なんら不妊治療を施していない場合の自然妊娠率は3%程度とされていて、極端に低下します。

機能性不妊は原因不明ですが、何らかの原因があることは先にも述べたとおりです。
妊娠する流れとしては、排卵、受精、着床、妊娠しますが、この流れのどこかに原因があり妊娠しにくい状態にっている状態が機能性不妊と考えられます。
以下に、どのような要因が考えられるかを列挙します。

1・排卵因子
ホルモン系障害
脳視床下部のホルモンが妨げている状態
高プロラクチン血症
多嚢胞性卵巣症候群
黄体化未破裂卵症候群

2・卵管因子
細菌感染
卵管閉鎖、狭窄
卵管采周囲癒着
卵管内膜癒着
ピックアップ障害

3・子宮因子
子宮筋腫
子宮内膜ポリープ
子宮内腔癒着
先天性子宮奇形

4・子宮頸管因子
子宮頸管炎(クラミジア等)
頸管粘液不全
抗精子抗体

5・子宮内膜因子
子宮内膜症
子宮内膜増殖症
子宮腺筋症

以上の要因が単独または複数存在することによって妊娠しにくい状態となっていることが想定されます。

原因不明不妊(機能性不妊)の鍵は着床、そして子宮を理解することから

原因不明不妊は原因が解らず、具体的な治療方法が見えず、悩むことが多いです。検査ばかりで、先が見えない。

「何がいけないのか?」
「排卵検査薬もしてタインミングも合っているのに。。。」
「女として機能が衰えている?」

そのように悩んでいる方は非常に多いのが実態です。

医療技術は進む中、検査で解りにくい原因が着床です

<着床>
受精卵が子宮辿りつくのは排卵から約5日後と言われてます。
卵管で細胞分裂を繰り返しながら、胚盤胞という状態に成長した受精卵は子宮内膜に根を下ろします。これを着床といいます。

子宮側は、着床する為の準備をしていて最適な時期があり、この最適な時期を「着床の窓」といい通常3〜4日です。

子宮を解剖学的な視点でみますと、以下のような特徴があります。
・長さ約8センチ、幅 約4センチ、厚み 約3センチ 重さ 約50グラムの袋状です。
・骨盤の真ん中に位置し、左右6本の靭帯によって固定されてます。
・前には膀胱があり、後ろには直腸があり普通はやや前に傾いています。
・子宮は、外側から漿膜、子宮筋層、子宮内膜の3層構造です。
・子宮筋膜層は1〜2センチの平滑筋出来ています。この平滑筋は縦横斜めと自由自在に収縮するので、妊娠し胎児が大きく成長しても大丈夫な様になってます。また、分娩時に収縮運動で出産時に赤ちゃんを外へ押し出こともします。
・生理時にも、内膜の表面部分が剥がれ落ち、酵素のはたらきにより、血液を固まらせる凝固因子が破壊され経血なり、その経血を押し出そうと子宮は収縮します。

この特徴から考えてみますと、子宮は筋肉や筋膜で守られており、その状態も大きく影響する可能性があるということです。
つまり、子宮の状態を如何に整えていくのか、ということが一つの突破口になる可能性があります。

では、子宮の状態をどのようにして診ていくのでしょうか。

モチモチでふわっとした柔軟性のあるお腹を作る

原因不明不妊を、あけび鍼灸院的に診てみますと、お腹が固い未来ママが実に多いのです。
そして、お腹が固い、プラスお腹が冷たい。

先に述べたように子宮は筋肉や筋膜で守られており、お腹の固さに影響されます。筋肉や筋膜は血液の流れの状態が悪くなれば、所謂「凝り」の状態になります。
そうすると固くなり、冷える、ということが考えれるのです。

女性の年齢、卵巣年齢は若いほど妊娠率は高いですが、35才未満で2年以上妊娠が出来ない原因不明不妊の方はこのように「固くて冷えたお腹」のケースです。
もう少し詳しく申し上げますと、普段からお腹側の筋肉を緊張させた動作が多いか(腹直筋などを使う)、あるいはお腹をずっと同じ姿勢で固定しているなど(デスクワーク)、お腹が十分に伸び縮みせず、柔軟性がありません。

子宮側が、着床する為の準備をする、妊娠に最適な時期である「着床の窓(通常3−4日)」ですが、この時期のお腹の中では子宮が準備のために様々な動きをしています。着床時にも子宮周りの筋肉の状態が柔軟で健康的であることが重要であると考えられます。
例えば、受精卵が卵管からバトンタッチされてきたとき、お腹が固くて、この収縮運動が出来ないことも考えられます。
あるいは、卵巣から排卵した卵子が離れている、卵管采がキャッチしますが、これもお腹固いために、卵管采が上手く手を伸ばせず、キャッチアップ障害に繋がっている可能性があります。

子宮は、生理時や出産時にも収縮します。生理時の嫌な腹痛も収縮運動が上手く行けず、痛みを発症していることもあります。

このように、子宮周りを含めたお腹の筋肉の柔軟性と状態は極めて重要な因子なのです。
原因不明不妊の妊娠への近道は、ふわっとしていて柔軟性ある、もともちしたお腹をつくることが重要です。

まずはご自身のお腹の状態を確認されることをお勧めします。

あけび鍼灸院ではモーションセレクトセオリーという独自の、鍼灸学と解剖学を組み合わせた方法により検査を実施しております。ご興味のある方はまずは一度簡単に検査してみませんか。

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